オンライン カウンセリングはほぼ三日以内の対応が可能です。

カウンセラーの選び方 カウンセラーは心の親がわり

カウンセラーの選び方 カウンセラーは心の親がわり

看護師・心理カウンセラーの渡辺由紀子と言います。

カウンセリングを受けてみたい、と思った時、どんな基準でカウンセラーを選んだら良いか、とまどう方も多いものです。

臨床心理士が良いのか、認知行動療法を標榜している所が良いのか・・
ある程度、臨床心理士とはどんなトレーニングを受けてきたのか、認知行動療法とはどんな事をやるのか、を納得した上で希望されるのなら、そんな基準も良いと思います。
ただ、この頃よく聞くから、といった理由なら、そこにこだわりすぎない方が良いかもしれません。

それなら、どんな人にカウンセリングを受ければ良いのか?そんな方に、参考になりそうな事を書いてみたいと思います。

グループから入るのも一つ

カウンセリングというと、個人セッションのイメージが強いかもしれませんが、ワークショップ、セミナーの形式のカウンセリングもあります。

一対一で向き合うのは抵抗がある、といった方は、そんな所から入るのもお勧めです。心を整える方法のレクチャーがあったり、誰かが取り扱って欲しい問題を出して講師がオープンカウンセリングをしたり、といった方法で進んでいきます。
一対一も抵抗があるけど、知らない人の前で自分の内面を語るなんてとんでもない、といった方は聴いているだけで良いのです。それだけでも、同じような悩みや、悩み方の癖のような事に気づいて、楽になる事が多いのです。

私自身、最初の5年位は、グループの中で学んできました。

私は人前でカウンセリングを受ける。自分の問題を話すのは、あまり抵抗がない方です。それでも、個人セッションに抵抗があったのは、職場の面談で言われたくない事を言われた事や、子供のころに父親に前に座らせられて説教されたあたりの事を引きずっていたからだと思います。

自分が個人カウンセリングを提供するようになってから5年ほどになりますが、まだ、その傾向は残っています。だからこそ、一対一でカウンセラーと向き合う事に抵抗を感じる方のお気持もよくわかります。

個人セッションには個人セッションの良さがあります。
私も提供するのは、セミナー形式より、一対一の方が好きです。

まず聴いてくれる人を選ぶ

カウンセリングで学ぶのは、まず話を聴く事です。
カウンセリングを受ける時も、まず、話を聴いてもらえる感じが持てる人を選ぶのが良いと思います。

聴いてもらえるというのは、自分の価値観をジャッジされないという事です。
きちんとしたトレーニングを受けたカウンセラーであれば、どんな人の話も聴けるはずですが、選ぶ側は、価値観が近いので話がしやすい、といった印象で決めてしまって良いと思います。

カウンセリングを何年も受けている人は、やさしく聴いてもらうだけの対応では問題が解決しない所に行きつきます。そんな時には、痛い部分をしっかり見るようなような対応が必要になる事もありますが、最初はまず聴いてもらわなければ始まりません。

先々、カウンセリングを受けてきた人の嫌な面がみえてきて、他の人の所に行きたくなったら、それは成長の証なのですから、他の人の所に行きたいといってかまわないと思います。
同じ組織の中で、交代が難しければ、違う系列の所に行ってみても良いと思います。

依存させる人は怖い

話を聴いてくれる、自分を受け入れてくれる、と思えても、私についてこないとあなたは正しい道に行けない、とか、不幸になる、といった対応をする人は危険です。速攻逃げるのがお勧めです。

何百万も払って、結局は自立できない、その集団を離れられないといった話はあちこちで聴きます。
それがご本人にとって居心地の良い場所であれば、周囲があれこれ言う事はないのかもしれませんが、お金を払って甘えられる場を提供してもらうのは、本当に辛い一時期だけで良いと思います。

終始だれかの精神的なサポートがなければならない、それにお金を払いつづけなければならないとしたら、それはもう、カウンセリングやセラピーとは言えないものです。

カウンセラーは心の親のようなものです。
ある時点までは、しっかり抱き留めて育ててくれる、成長したら、後押しして送り出してくれる。何かあれば、また、心を休めたり、先に行く為のサポートを受ける事ができる。
そんな希望を叶えてくれそうな人を選んで、同行してもらうのがお勧めです。

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