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毒親を捨てたい

毒親を捨てたい

心理カウンセラーの渡辺由紀子と言います。

親に虐待された、とか、
本当にやりたい道に自分の責任で進もうとしていたのに、
許してもらえなかった。
パートナーとの関係を、
家のつり合いなど、相手とは関係ない点で反対された。

そんな時は、親を捨てるのもありだと思います。

捨てるという言葉は使いたくなくても、
しっかり自分を通していく。
大概、親が、捨てる気か、といった言い方をしてきます。

そんな時に、ひるまない事です。

ただ、親を捨てるなら、
それなりの覚悟は必要です。

親を捨てたいなら都合の良い時だけ頼らない

毒親育ちだから親を捨てたいです、と言って
カウンセリングに来る方の中には、
失業したから親にお金を借りてます、とか、
親にマンションの頭金を出してもらいました。
といった方も、結構いらっしゃいます。

それが悪いというわけではないのです。
親子は本当に困った時には
助け合うのが自然な事です。

ただ、親を捨てた、とか、
捨てたいとか思っておられるなら、
やはりそこに矛盾がある事は自覚しておいた方が良いと思います。

親は喜々として援助してくれるかもしれません。
その奥には、やっぱり自分がいなくてはダメ。という思いがあります。

そう思わせたら子どもの負けではないでしょうか?

親なんだから、それくらいしてくれてあたり前と思うなら、
毒親呼ばわりは引っ込める事。

毒親と言いたくなった個々の不満や怒りを
ない事にする必要はありません。

親を捨てるなら若いうち

親を捨てるにもタイミングがあります。

未成年のうちはお勧めできません。
生活がなりたたなくて不本意な仕事に就くのも嫌なものです。
職場は親のようなものです。
生活を保障するお金をもらう為には
従わなければならない面も出てきます。

親もとに逃げ帰るといった事になると、
ある意味親の思うツボです。

それでも、
経済的に自立できるようだったら、
できるだけ早いうちに親元を離れた方が良いと思います。

本当に絶縁したいのなら、
絶縁宣言をして連絡先も教えないというのもありだと思います。
そんな時も、親に何かあったら、
連絡くらいくるようなルートは確保しておいた方が安心です。
兄弟や従妹などが協力してくれるかもしれません。
これも葬式にも出たくないような関係なら
必要ないかもしれません。

早いうちに、というのは、
親も子も若いからです。
それぞれが、新しい道に踏み出しやすいのです。

関係が拗れに拗れて、
老いた親を捨てて家を出るのは、
どうしても罪悪感がともないます。

若いうちなら、
親にも
後は勝手にやってと言いやすいものです。

修復を期待するかは関係しだい

その時点で親子関係の修復を
どこかで期待するかどうかは、
関係しだいだと思います。

人生は長いですから、
子どもが生まれたら親に見せたくなったとか、
親が大きな病気をしたら、放っておけなくなった、
といった事はおこってきます。

近い距離で年中喧嘩をしていると、
そんな時も煩わしが先にたって、
関わりたくないと思いがちです。

距離があった方が適切な心使いができて、
関係の修復にもつながりやすかったりします。

その時の関係は
子どもの時の関係の再現とはいかないかもしれません。

ちょっと他人行儀なものになりがちだったりします。

それはそれで良いのではないでしょうか?

人はそれほど変われるものではありません。

子どもを支配したかった親は、
子どもが一人前だと認めても、
どこかに支配したいような思いはもっています。

依存的な子どもは
老いた親は自分の世帯の事で手いっぱいと知っていても、
どこかで援助を期待していたりします。

親子関係は距離が近いからこそ難しい。

別の人格、別の所帯である事を
認識せざるおえない位の距離で付き合う方が、
うまいく事も多いように思います。

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