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嫌われている気がする ちょとした事で人に嫌われたと思ってしまう

嫌われている気がする ちょとした事で人に嫌われたと思ってしまう

看護師・心理カウンセラーの渡辺由紀子と言います。

どうも嫌われているように思うという方のカウンセリングは
嫌われてしまう方の方へのカウンセリングとは違ってきます。

ザックリ言ってしまえば、
嫌われしまう方でしたら行動を変えていく事。
嫌われている気がする方でしたら、
そう思ってしまう事へのアプローチになります。

実際は、嫌われているんですと言い切る人の中にも、
自分がそう思い込んでいる人も多いですし、
嫌われている気がするというのも思い込みとは限りません。

結構、複雑に絡みあっています。

それでも、どちらにも対処法があるという事は
最初に申しあげておきたい所です。

嫌われていると感じるのはどんな時

よく聞くのは、自分が行くと話が止まるといった事です。

自分の悪口を言われていたのではないか?
と、感じる方が多いようです。

飲み会に誘ってもらえないといった事もあります。

確かに、職場でもサークルでも自分だけが声もかけてもらえなかったとなれば、
嫌われているのではないか、と思うのも無理はありません。

それでも、丁寧にお話しを聴いてみると、
同年齢のスタッフだけ誘い合って行ったという場面も多いものです。
誘いたいほど魅力がなかったとは言えるかもしれませんが、
それを嫌われていると取るのはどんなものでしょうか。

行きたいと思っていたのかとうかがうと、
取り立てて行きたかったわけでもないと言われる事もあります。

誘われても断ったと思うけど、声はかけて欲しかったという方もおられます。

断るような相手であっても、誘われなかった事に傷ついている。

改めて外からみるように考えてみると、
子供が拗ねているようなものと気づいたりします。

自分が行くと話が止まるという方、
飲み会に誘ってもらえなかったという方に
共通の話題がなくてつまらないだろうと相手が遠慮したのでは?
と問いかけると、
多分、そうなんですよね、と納得される事も多いのです。

それでも、こんな事は、
心が健康な状態でいれば、自問自答で解決できるはずです。

カウンセリングに来て
嫌われているような気がするんです、と話す方は、
それだけ、心が弱っていると言えそうです。

嫌われていると感じやすい原因

嫌われていると感じやすい人は、
自分と仲が悪いような気がします。

もっと簡単な言葉で言えば、自分に自信がない。
自分の事が好きになれないでいるのではないでしょうか。

もっと、掘り下げてみれば、育っていく過程で、
親にありのままでは許されなかったという事に
端を発している事が多いのですが、それについては改めて書きます。

自分に自信がないと、人に嫌われているように感じやすい。
何となくわかるような気がするけど・・と思われる方にもう少し説明してみます。

自分を認める気持ちが足りないと、
人の評価で何とか自分に自信を持ちたいという気持が働きます。

相手に認められたい気持が強い分、
認められないのではないか、
相手が嫌がる事をやっているのではという所に
焦点をあてて、他人を見ています。

ちょっとした人の言動を、
自分を嫌っているサインととらえてしまうのです。

そして、自分を
ホラ、また嫌われるような事をした。
お前はダメな奴だ。
嫌われて当然なのだ。
と責めるのです。

何かにつけて嫌われていると感じる循環が回り始めます。

そして、残念な事に、この循環の中にいると、
虐められやすくもなります。

いじいじ人の顔色を伺っていると
大人でも子供でも虐めのターゲットになりやすくなります。
虐める方が悪いのですが、
鴨になるような言動は取らないに越した事はありません。

嫌われていると感じる時の対処方

まず、応急措置として

嫌われない人はいない事を思い出す

どんな良い人でも、力のある人や人格者でも
必ず誰かに嫌われています。

好きな芸異能人のランキングの上位に上がる人は、
嫌いな芸能人のランキングでの上位にくる事が多いものです。

いい人になれば誰からでの好かれるかと思っていると
八方美人と言って嫌われたりします。

上司にうまく忖度して好かれても、
同僚から総スカンといつ事はよくあります。

好きな人に嫌われるのは辛いでものですが
(同性、異性を問わず)
誰にても好かれようと思うのは無理があります。

自分だけ嫌われているように感じた時は、
この嫌われない人はいない、という言葉を思い出してください。

長期的に必要なのは、やはり

自分と仲良くなる事

このごろ大分、知られるようになってきた、
自己肯定感

この自己肯定感を育んでいく事です。

心理系のセミナーでは聞き飽きる程出てくる言葉ですが、
そんな事を言われても、何をどうしたら良いかわからないと
思われる方も多いと思います。

まず、自分が自分に肯定的な言葉を投げかけてやるのが、
良いと思います。
そんな言葉(宣言)をアファメーションと言います。

嫌われる事が怖い人であれば、
人に嫌われても私は私
私は私が好き
私は人に好かれる価値がある
いった所が良いのではないでしょうか。

私は嫌われていない、といった
否定が入った言葉を使わないのがコツです。

これを言うとしたら、
私は人に好かれている、ですが、
最初からは、抵抗があるのではないでしょうか。

そんな事で何かが変わるなんて信じられないと思う方も
自分が自分に言うのは、無料ですから、
是非、言ってやってください。

自分が自分と交わす言葉は一日何万語もあると言われています。
それが、
こんな私だから嫌われる、から、
私は私が好き、に代わるのですから、
何も変わらないはずはありません。

最初は違和感があるかもしれませんが、
それがなじんでくるころには、それが当たり前になっています。

自分が自分を好きになる
自分が自分を認めて受け入れてやれるようになると、
人の評価は、オマケ位の所に落ち着いてきます。

そうなると、何を気にしていたのだろうと思うくらい
人の言動を自分を嫌っていると解釈する癖が抜けていきます。

自己肯定感は今の自分を受け入れてやる事で、
これから素晴らしい自分になったら褒めてやる、ではありません。
小さな自分が健気に頑張っているのですから、
是非、自分で認めてやっていただきたいと思います。

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