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罪悪感が強い 自分を責めていないと余計辛くなる 自責 自罰の念が抜けない

罪悪感が強い 自分を責めていないと余計辛くなる  自責 自罰の念が抜けない

人を傷つけてしまった。

事故で死傷させてしまった、という場合もあるでしょうし、
ひどい事を言ってしまった
人に迷惑をかけるようなミスをしてしまったといった事もあると思います。

自分を責めて辛くなる。
周囲から、もう良いよ、気にしていないと言われても、自分を責める。

そんな癖をお持ちの方がおられます。

自分を責める事で許されようとする癖

自分を責めている時に働いている気持は、
こんなに私は自分を責めているのだから、もう責めないでください、という思考です。

こんなに反省しているのだから、許して欲しいと、本人は思っている事が多いと思いますが、これは反省しているのとは異なります。

自分を責めていないと周囲から、もっと責められそうだと、無意識に思っています。

厳しい言い方になりますが、こんなに自分を責めている私を責めるあなたはひどい人だという、脅しに近い感覚があります。

暗い顔で落ち込んでいる人を、責める事はなかなかできる事ではありません。

しかし、それで許されようとするのは、虫の良い話かもしれません。

実際、露骨に攻撃される事は減らせても、内心では舌打ちされているような事が多く、本当に許される事にはつながりません。

しかも、自分を罰する事は、自分を傷つけて弱らせます。
同じ間違いを犯す可能性があがります。

自分を責めても相手には届かない

それでも、いっしょに働いているような時は、そんな方法で、身を守りたくなる事もわからないではありません。

カラッと切り替えて働いた方が、概ね評価はあがるのですが、人によっては、自分のやった事を忘れているのか、といった事を言いたがる人もいます。

下を向いて沈んでいれば、直接の攻撃からは逃れられる可能性は上がるかもしれません。

しかし、普段、顔を合わせる事がない人、とっくに縁が切れてしまった人に対する自責で苦しんでいる人もいます。

相手はそれを反芻して、自分を責めているような感覚を覚える人。

そんな人は、自分が人に対して同じように思っています。

とっくに、忘れても良いような事に、恨みを抱き続けているといった事です。
それはそれで、ご自身の傷つきなのですから、否定する必要はありません。
(そこをどう癒すかは別の機会に書きます)

そんな方は、まず、相手が同じパターンを持っているとは限らない事を、思い起こしてみてください。

相手がとっくに忘れているかもしれない事、最初から気にも止めていなかった事で、自分を責めている可能性がある事を想定してみるのです。

これは、理屈ではわかるけど、どうも自分の腑に落ちないとおっしゃる方も多いものです。

それでも、それで納得がいかないとしても、自分を責めている事は相手には届いていない事を認識する事はできると思います。

届く事を望むならば、行動がともなわなければなりません。

謝罪に行く、手紙を書く。
なくなった方であっても、墓参や仏壇に手を合わせる。

仕事のミスであれば、気を取り直して働く。

そんな事が、間違いを犯した人に求められている事ではないでしょうか。

自分で自分を責める事は、自分の頭の中だけでおこっている事です。
それが、相手に届いて許される事はありえません。

ただ、自分を傷つける事で、許されたような気になろとしているだけです。

自責に代えて行動に繋がる内省をしよう

自責は自己満足、と言ってしまうと、そんな言い方はないよな、と思われるかもしれませんが、反論できる人はいないように思います。

それでも、自分を責めたくなる方は、責める事は一旦おいて、きちんと自省(反省)をしてみる事です。

自責と、自省はよく混同されます。

自省は自分の行動を反省する事。

自分の行動がどこで間違ってしまったか、どこに修正をかければ同じ事をしないですむか、振り返る事だと思います。

これは、次の行動につながります。

結果が悪かった、もう繰り返さないと決意するだけでは足りません。

これも誤解がある所で、職場の始末書なども、本当に振り返りを促すというより、自責を促してしまったいるような所があるように思います。

どこでなぜ間違ったか、
もう少し堀下げるなら、
その間違いを犯しやすい癖はどこから来ているのかまで考えられると良いと思います。

確認もれで、仕事上のミスが多いとします。
確認しなくては、と思ってもついおろそかにしてミスを繰り返す。

こんな時に、確認が必要だ、ちゃんとやらなくては、あまり役に立ちません。
やらなかった自分を責めている、自責に近いモードです。

確認しない傾向の奥にある物を探っていく。

型どうりの事をやる事に反発があって、自分で良いと思う段取りで進めたり、
早くやらないと責められるような感覚があって手順を省いたり。

同じ事を繰り返しているなら、そんな繰り返す理由があるはずです。

上司は、確認が足りないと叱責するだけでそんな所まで一緒に考えてはくれません。

このあたりは、自分で進めるしかありません。
職場の信頼できる先輩などに、なんか同じ事をやってしまっている、と話をしてみる事は助けになります。
指摘してもらえる事もあるかもしれませんし、話をしているうちに自分で気づける事もあります。

ちょっとした事で、怒りの感情が動きすぎて攻撃的な事を言っては後悔する。

そんな方は、脅かされる事への恐れが強いのかもしれません。

そんな時は、行動だけを変える事は難しくなります。
周囲や自分への考え方、捉え方から考えていく必要があります。

これは、心理療法の領域ですが、必ずしもお金を払ってカウンセリングを受けなさいという事ではありません。

認知行動療法の入門書を一冊買って、悪循環の票を埋めて自分の癖を探る。
コラム票を書いて、自分の癖を緩めていく、といった事は、ご自分でもできます。

ただ、一人では根気が続かない、という方であれば、
数回でもカウンセリングを受けて、基本的なやり方だけでも一緒にやりながら教わるのも早道です。

ささいな失敗で 自分を責めてしまって辛い 自責 自罰を緩和したい

 

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