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人生に勝ち負け があるのなら 人生の勝利者になりたい

人生に勝ち負け があるのなら 人生の勝利者になりたい

看護師・心理カウンセラーの渡辺由紀子と言います。

人生に勝ち負けがあるとしたら、それは何できまるのか、といった事を考える事はないでしょうか?取り立てて、勝ち組に入りたいと思わないまでも、負け組と言われる人生は嫌だと思うのは、ごく普通の感覚だと思います。
私は人生の勝ち負けなんて言うものじゃない、という言い方より、そこに正直でありたいように思います。

だからといって、高学歴、高収入、優秀な子供などを基準に人生の勝ち負けを言うのもまた、違うような気がします。

私の感覚として、持って生まれたもので、勝ち負けが左右される事への抵抗が一点。
もう一つは、抜きん出たものがあっても、バランス良く、すべてを兼ねそなえた人生な早々ないものだという事を見聞きする機会が多いからだと思います。高学歴で社会的に認められる仕事についている人の家庭にDVがあったりするのは、日常的な話です。

家族はまずまず健康だし、食べるに困らないし、子供も改めて人に自慢できる学齢職歴ではないけど自分でやってくれるようになった。そんなに悪くない人生だと思えるなら、充分に満足して良いように思うのですが、案外そうはいかない方も多いものです。

そんな気持ちの奥にある物を考えてみたいと思います。

自分の人生に納得できる事が一番の勝利

人生の勝ちが何で決まるのか?という問いの、私なりの答えは、自分の人生に納得が得られる事だと思います。

納得は主観的なもの。
客観的な条件や、まわりがどうみるかは一切関係がありません。

這うように働いてきただけ、と言いながら、人生に満足している人もいるものです。最低賃金に毛がはえたような時給のパートで家計を助けて、子供を学校にやった。
結婚しないで、親を看取って一人になった。
傍目には、取り立てて幸せには映らない生き方でも、自分がよくやってきたな、と思えるのなら、幸せな人生であり、人生の勝利者と言えるような気がします。

そんなものかもしれないけれど、どうしても人と比べてしまうという方も多いものです。そんな方がすべてカウンセリングを受けなければならないなどと言うつもりはありませんが、それが、辛いのならカウンセリングで自分がこだわっているものが、本当にこだわる価値があるものなのかを、見直してみるのも良いと思います。

人は口さがないもので、恵まれた人は人で批判します。学歴、出世、経済力など努力で補おうとする事も否定しませんが、最後はどう言われても揺るがない自分に行きつく事が必要になります。

現状に納得できる健康な心を育む

心であっても、体であっても健康であるに越した事はないでしょうが、障害がある事が不幸だとも言い切れないように思います。
障碍者が健常者にない綺麗な心を持っているのは、ドラマの世界の話ですが、自分の生涯を受け入れて淡々と明るく生きている方は沢山おられます。

心が全く健康な人はいない事も、心理療法を学んでいると見えてきます。
それでも、人生の勝ち負けには、心の健康はかなり関与しているように思えます。

努力して追いつける事に対しては、過度にならない努力を惜しまない。
持って生まれたものや、周囲の状況で想定した所に追いつけないとわかったらそれを受け入れる事ができる。

言葉にすればそれだけの事なのですが、それができる人がどれだけいるのでしょうか?

演奏家になりたくて音大に入ったが、無理だと思って音楽教室の教師になった。単にあきらめて、生活の手立てとしてやっている人もいるでしょうが、人を育てる事に比重をおいて研鑽を続けている人もいます。

心に焦点をあてて言うならば、自分でも限界を感じた事に執着するようりも、成熟した姿です。

必ずしも、早々にあきらめて身の丈相応の事をやるのが良い、というわけではありませんが、そんな視点から、自分の立っている所を見直してみるのも良いと思います。

過去の辛い体験は人生への納得を阻害する

とっくに忘れた事のようであっても、トラウマと言われるような経験があると、人生に納得する事は難しいようです。

これは後の人生がうまくいかないという事ではありません。

今は、充分幸せなのに、辛い場面がよみがえるという事もあります。
これがない場合でも、何か足りない感じ、不全感が抜けないといった事がおこってくる事はよくあります。

これは、仕事などへのモチベーションに繋がる事もあるので、全部なくさなければならないというものではありません。おそらくなくす事はできないでしょう。
トラウマはストーリーがあるものとは限りません。虐待されたわけではないが、兄妹で扱いが違っていた、とか、相性の悪い上司にある事ない事毎日のように指摘されたいたといったような事も大きなトラウマになります。

今の状況に不満はないけれど、何か足りない、という感覚が抜けない方は、そんな視点から、自分の人生を見直してみるのも良いかもしれません。

ご自分一人でできない事ではないのですが、トラウマワークは結構抵抗が大きなものです。安心できる場で、話せる事から話してみる、といった事は助けになります。
無理に直面させるような事は決していたしませんので、よろしければ、おこしください。

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