防衛 自分を守る効果的な方法
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防衛といっても、ここでは国の話ではありません。
自分の心の守り方のお話しです。
少し心理を学んだ方なら、防衛機制という言葉もご存じの事でしょう。
イソップの酸っぱいブドウの話を思いだす方もいらっしゃるかもしれません。
今日は、対人関係に限って、
シンプルで実用的な考え方をお話ししてみたいと思います。
人の行動は、すべて防衛で説明できるかもしれません。
防衛という言葉に抵抗があるなら、
生き延びようとしてとっている行動である、といった言葉でも良いでしょう。
威圧的な人が、防衛的であるというのは、
何となくわかるのではないでしょうか?
弱い犬はよく吠える、と言われるような状態。
威圧的に接する事で攻撃されないように自分を守っているのだ、
とみると、怖いという気持ちも緩和されるのでお勧めです。
やたらに理屈っぽい人。
理論的というより、理屈っぽくてイライラさせられるような人も
同じように、自分を守っているのだと説明できるでしょう。
礼儀正しいとか、
いつも笑顔の人を
防衛的と説明すると抵抗を感じる方も多いかもしれません。
防衛はイケない事、といった先入観があるからです。
先にお話ししたように、
生き延びるためにとっている自然な行動と思うと、
受け入れやすいように思います。
人は一人では生きられない、と言葉にすると、
お説教くさい印象をもたれる方もあられると思いますが、
これは、人間という弱い動物が生き延びてこられた理由なのです。
好き嫌いはおいて、
狩りにいくにも、農耕をするにも、
一人では生き残る事ができなかったころから、
否応なく学んできた事。
その集団に受け入れてもらいやすくする為に、
礼儀正しいとか、笑顔でいるとかが、
効果的なのはわかっていただけるのではないかと思います。
そんな行動が、
慇懃無礼とか、作り笑顔とか言って嫌がられる事もあります。
そんな時は、防衛的な気持ち(警戒心)が強くて、
過剰に礼儀正しくしたり、心にもない好意を示したりする事が、
相手に見透かされているような状態です。
どうせなら、一時的に効果はあっても、
敵を作る防衛より、好感を持たれる防衛。
可能であれば、
過剰に人を警戒しないスタンスが、
結局は自分を守る事に繋がるように思いますがいかがでしょうか?
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