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イライラする 怒りっぽい 顔や態度に出てしまう 怒りたい時 上手に振る舞う方法

イライラする 怒りっぽい 顔や態度に出てしまう 怒りたい時 上手に振る舞う方法

看護師・心理カウンセラーの渡辺由紀子と言います。

ちょっとした事にイライラしがち、些細な事とわかっているのに人を許せない。
自分は心が狭いのかもしれない。もう少し広い心を持ちたいおっしゃる方がいらっしゃいます。

本当におおらかな心に慣れたら一番良いのですが、一足飛びにはいかないかもしれません。
それでも、順序よくやっていただければ、誰にでもできる事です。

最初は、顔や態度に出て、損をしないといったあたりから、取り組んでいくのが良いのではないでしょうか。

イライラしたら まずその場を離れる

イライラしたら、まず、ストレスから離れる。

正確にはストレッサー。ストレスを起こす要因から離れる事です。

心が狭いのは嫌なので、どんな人とも付き合えなければいけない、この状況でも笑顔でいなかればならない、といった発想はしない事です。

むしろ、嫌な人は可能な限り避ける事です。
仕事などで、嫌な上司と付き合わざるおえない事は当然あります。
人間関係で転職していたら、職場がいくつあっても足りないという事はあるでしょう。

それでも、距離をおく事ができないわけではありません。

雑談とも残業ともつかないような形でズルズル残る風潮の職場なら、自分の仕事をきっちりやってはてサッサと退社する。
仕事の切りがついた者から、お昼の休憩に入る職場なら、気の合わない人とはさりげなく時間をずらす。

夏休みなどの休暇も、ずらして取ると半月ほど顔を見ないですみます。

そんな姑息な事をしても、また仕事をする事に変わりはないのだから、あまり意味はないと考える方もおられるかもしれません。

確かに、漠然とした不安が強い時などは、相手から遠ざかる事で不安が増幅する事もあります。
嫌な事があっても、目の前で起こっている時はこれだけの事だと認識できますが、邪推が加わるからです

それでも反応がイライラなら、離れる事で自分の活力を蓄えられるメリットの方が大きいのです。

逃げるは恥だが役に立つ、は名言だと思います。

人だけではありません。

満員電車がストレスなら、時間をずらして通勤する。
フレックスタイムでなくても、朝早めに出勤して先取りできる仕事はすませる。
残れば残業代が出るのに、と思うなら、どちらがストレスか考えて納得しておく事は必要です。

やりたい仕事だけやっているわけにはいかないにしても、やれば認められるけどストレスが大きい仕事は極力受けない。
これも、出世に響くかもしれないと思う気持とどちらがストレスか考えて選ぶ。

要は、少しでも自分が本当の意味で楽な方を選んで、自分の気持を底上げしていく。
自分を機嫌の良い状態に持っていく。

イライラを我慢する努力をする位なら、そこに努力をしてみるのがお勧めです。

イライラしている自分には、自分が味方になってやる

離れようと思えば、離れられる事もあるのはわかるけど、そうもいかない事もある。

それも良くわかります。

気に入らない上司に理不尽な叱責を受けたりすれば、イライラはマックスです。
調子の良い返事をしていれば良い所で、怒りが顔に出て、余分な事まで言われる羽目になる。

せめて、余分な事を言われない程度の振る舞いはしたい所です。

そんな時は、怒っている自分に、腹も立つよな、と言ってやるのです。

ここはとても誤解が多い所なのですが、怒っている自分を認めたらもっと怒りそうと思って
大概の人は、自分の怒りの感情を抑え込もうとします。

ぐずっている子供を叱りつけるように、怒る所ではない、と叱っています。

そうする事で、上司に暴言を吐く事は抑えられるかもしれませんが、余計不機嫌な顔になるのはさけられません。
言葉に出さなくても、反抗心むき出しのような態度になるので、余分なお説教をされる羽目になるのです。

調子の良い返事ができる人の心境を想像してみませんか?

自分に非がない時に、申しわけありませんでした、以後気を付けますと言えるタイプの人は
このくそ親父わかったような事を言いあがって、と思っているのです。

そして、内心、どう思っていようが、そんな人の方が上司やお客さまには受けが良いのです。

何だか、八方美人みたいで、嫌だなと思われる方もいらっしゃる事でしょう。

潔癖な方ほど、自分の気持と違う態度をとる事に抵抗を示します。

潔癖な一面では美徳ですが、組織人としては、歓迎されない態度かもしれません。

そこで妥協しないのなら、損をする覚悟が必要です

自分の本当の気持を抑え込もうとして、不機嫌な態度が前面に出て損をするか
本当の気持を認めてやって、余裕ができた所で上手に振る舞うか。

種がわかった手品のようで、今となっては悩む事もないような所で
私自身が、何十年も悩んできました。
みなさんには、その轍は踏まないでいただきたいと思うのです。

イライラしやすい人は生真面 そんな自分を大切にする

イライラを下手に抑えこもうとして、不機嫌になるのはお勧めできませんが、
イライラしやすい自分を急いで変えようとする必要はないと思います。

イライラは怒りの小さなものです。
怒りは、期待を持っているから生れます。

ちゃんとやりたい、ちゃんとやって欲しいという気持があるので、
人がなあなあで済ませている所が我慢ができないのです。

そんな生真面目な所を変えようとする必要はありません。

そんな自分に、自分でしっかりOKを出して上げるのです。

面白いもので、そうするとイライラする事はだんだん減っていきます。

気持に余裕ができると、反射的に不機嫌な態度で出していた物を、
どうして欲しいかわかりやすく人に伝える事ができるようになっていきます。

今までのパターンと違うので、慣れるまで、少し時間はかかるかもしれませんが、そんなに難しい事ではありません。
自分の美徳を美徳として開花させられるのは自分だけです。
イライラしがちな自分に悩んでいる方は、是非取り組んでみてください。

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