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明るく元気が一番か 明るい振る舞いの前に気をつけたい事

明るく元気が一番か 明るい振る舞いの前に気をつけたい事

看護師・心理カウンセラーの渡辺由紀子と言います。

明るく元気で前向きな方が良いと思うんだけど・・
どうもそんな風に振る舞えない
とおしゃる方は珍しくありません。

確かに、明るく元気であれば、
人に余分な警戒心を抱かせず、
好感を持たれやすいと思います。

自分を守る為にも、
一定、明るく元気でいるのは悪い事ではありません。

引き寄せの法則などでは、
明るく振る舞う事で良い事を引き寄せられる、といった言い方をします。

一面正しいのですが、
そこでそんなに頑張らなくて良いと思います。

何故かと言うと、
疲れちゃうから。

どんなに頑張っても、頑張る程に、
心を少し勉強した人なら、
ああ、頑張って明るく振る舞っているのだ、と
見抜いているものです。

それでも、心理療法を学ぶような人は
ちょっと頑張りすぎが見えても、
頑張っているという事を
好意的に受け止めてくれる人も多いものです。

仕事上のお付き合い、
お客様や取引先の方にも、
明るく元気は好まれます。

そんな関係性の人には、
明るく元気にふるまった方が良いと思います。

問題になるのは、近い関係の方、
ご家族や彼氏。
親しい友達など。

日常の中で、
明るく元気を過剰に意識する時、
多かれ少なかれ、
相手にもそれを求めています。

仕事で明るく元気に振る舞いやすいのは、
それに、評価やお金、がついてくるからです。

親しい間がらで、それに相当するのは、
自分に対する愛情なのでしょうが、
それを相手に求めるのは酷な事があります。

むしろ、相手は、
親しいあなたの前だから、
落ち込んだり、不機嫌になったりできるのです。

それに甘えて平気であたり散らす
というのは感心しませんが、
一定、生の自分を見せあえる事が
身近な関係の良さでもあります。

そんな事がわかった上で、
自分が無理せずに、明るく元気にやれるなら、
それはそれで立派な事です。
お相手の気分も自然に上がってくるかもしれません。

ただ、無理は感心しません。
自分の無理が相手への要求になって、
相手を追い込んでいく。
それで関係がこじれている事は間々あります。

そんな時は、
行動のレベルでの明るく元気は、脇に置いて、
まず、自分の心の面倒をみてあげてください。

「こんなに気を使って明るく振る舞っているのに、
お返しもないなんて、ひどいよね」と自分に言ってあげるのです。

相手を非難するのではなく、
「悲しいよね。よしよし。」と
自分の心をなだめてあげる感じです。

これができると、
相手に気を使って見返りを求めながら、
明るく振る舞うのではなく。

自然に明るい態度をとれるようになっていきます。

心理療法は、難しい事や怖い事をされるように
思われる事も多いのですが、
一定の心の健康をお持ちの方であれば、
心の余裕を作るシンプルなプロセスです。

今のような社会の状況の中で、
バリバリ頑張っています、という方の方がある意味心配です。

出なくて良いアドレナリンが出ていて、
それが突然きれるような状況も考えられるからです。

体と気持ちを整えて、ボツボツ・・・が
地味ですが、お勧めの対応です。

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