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人に喜ばれる 態度 言葉 で 好かれる人になる方法

人に喜ばれる 態度 言葉 で 好かれる人になる方法

看護師・心理カウンセラーの渡辺由紀子といいます。

人に喜んでもらいたい理由はいろいろあると思います。
タイプの異性だったら、相手に好きになって欲しいという気持。
親だったら、期待に応えて承認して欲しい気持。

相手に喜んでもらう事は本来は自分も楽しい事です。

それでも、喜んでもらいたいと思っているのに、
なかなか喜んでもらえない。
喜んでもらいたいと思ってやった事が滑ってしまう事は
珍しい事ではありません。

なぜ、そんな事がおこってしまうのか、
どうしたら、本当に人に喜んでもらって、相手に好かれ
自分も喜ばしい気持になれるか考えてみたいと思います。

喜んでもらいたい気持が空回りする時

自分の思いに捕らわれて、相手の事をみていない

物を差し上げるにしても、言葉をかけるにしても、
大切な人には喜んでもらいたいですね。
それなのに、思うように喜んでもらえない。

それは、あなたが、相手の喜ぶ物を差し上げていなかったり、
相手の喜ぶ事を言っていないからです。

そんな答えで納得される方がおられるでしょうか?

そんな事はわかりきっている、と思われるでしょう。

それでも、これはとても大切な視点です。

私は精一杯奮発したのに。
私は相手を思いやったのに。

そう思う時は、自分の思いが先行して相手が抜け落ちてしまっていないでしょうか?

相手に良かれと思う事は悪い事ではありません。

その思いが良い形で伝われば、相手も喜んでくれるでしょうし、自分も嬉しい。
良い循環あがまわりはじめます。

そこでうまくいかないとしたら、
あなたの思いの表し方がまずいのです。

くれぐれも、相手がわがままだからとか、
自分が思いやりがないからと思わない事。

上手にやれば良いだけの事です。

ちょっと極端な例の方がわかりやすいと思いますので、こんな例はいかがでしょうか。

熱愛の彼女を射止めた、奮発して1000万円の結婚指輪を贈った時、
愛情を感じて大喜びしてくれる人もいるかもしれませんが、
どんな経済観念をしているのだろう、と不安がったり、
家の頭金にして欲しかったとむくれる人もいるのではないでしょうか。

いわゆる“価値観が違う”という、というお話しなのですが、
私がお伝えしたいのは何でそこまで気づけないの?という所です

相手に関心があれば、この人はどんな事を大切に思っているのだろう、
という所に関心が向くと思うのですが、そうでもないのでしょうか?

愛情の問題とは分けて考えた方が良さそうです。

愛というより、相手への関心。

味気ない言葉になるかもしれませんが、
観察する力みたいに考えた方が良いかもしれません。

上司の所にお年始に行くとしたら、手土産はどう考えますか?
普段、どんな物をおやつにしていただろう?
和菓子より、洋菓子の方が好きみたいだ。
そんな事を考えながら、デパ地下を一周する。

せめてそれくらい関心を、大切な方に向けてみると、
いろいろな事が見えてくると思います。

言葉はもっと繊細です。

健康な心をもった人で、お互い余裕のある状態なら、
言葉のやりとりで、心を通わせるのはそれほど難しい事ではありません。
それでも、そんな時ばかりではありません。

自分にはできて当たり前だと思っている事を
よくできましたね、みたいに褒められると、
ちょっとイラッとしたりしないでしょうか。

大きな失敗をして、確かに落ち込んだのだけど、
切り替えて先を考え始めたタイミングで
慰めの言葉を言われた時はどうでしょうか。

褒めるとか、慰めるとか、比較的、良い行動とされている事も結構難しいものだと思います。

それでも、普段の相手の言動をみている、
話に対する相手のリアクションに関心をむけるといった事でずれは少なくなります。

喜んでもらいたくて無理をしている

喜ばせたいという思いが強い人の中には、自分が無理をしている人がいます。

これは、短いスパンではうまくいく事もあるのですが、どこかで歪が出てきます。

親に喜ばれたいと、対して行きたくない進学校に必死で勉強して入って、
一流大学にいって大手企業に入社した。
そこまでは、確かに期待に応えてくれたと親も喜んでくれた。

それでも、どうしても仕事に馴染めないで、行けなくなって休職。
ここで、初めて親の言うなりになってきた事への後悔や、親への恨みが噴き出してくる。

何人ものクライアントさんの顔が浮かびます。

これは、親の責任とも、ご本人の問題とも言いにくい所があります。

ただ、親を喜ばせたい、という気持の奥に、
親が喜んでくれるように振る舞わないとダメだという思いがあるのは
共通しているように思います。

ありのままの自分ではダメ・・

そんな事を言っても、自分の望みを優先すれば、絶対に親を喜ばす事はできない。
親さえ喜ばす事ができないのだから、人に喜ばれる人間になれるはずもない。

このあたりでグルグルし始めるとなかなか止まりません。
そんな方には、

親は親、私は私。
言いなりになんかなってたまるか。
親が認めてくれなくても、私が私を大事にする。

そんな言葉を、毎日毎日、自分に言ってやる事をお勧めしています。

親孝行をしたいにしても、しっかり自分の足で立ってからの話です。

親に喜ばれるかどうかを自分の基準にしていると、
人生うまくいかない事がおこった時に親のせいにしたくなります。
支配的な親であっても、それを望んでいるわけではないでしょう。

彼氏が喜んでくれるなら、犠牲をいとわない方も同じパターンが多いです。

一時的にはうまくいっても、
自分が一方的に犠牲になっているような状況に耐えられなくなるか、
共依存(これはまた別の機会に書きます)になるか。

まだ、決裂した方が健康かもしれません。

人を喜ばせる簡単なテクニック

ちょっと話が難しくなったので、手短に人を喜ばせる技をいくつか書いてみたいと思います。

ほめる時は人伝にほめる

相手が使えてくれるかどうかわからなくても、第三者にその人事をほめる。

○○さんが、あなたの事を褒めていたよ。

これは確実に喜ばれます。

伝える側を引き受けるのも良いです。

ここで、ちょっと物足りないような感じを自覚した方は、繊細な方です。
喜ばれたいのは、相手を喜ばせる事以上に、自分の満足の為だという事を自覚できる方。

恥じたり、修正しようと思う必要はないのです。
みんなそうなのですから。

無駄な事は訊かない、言わない

これは相手が本当に辛い状態にある時の、一番喜ばれる対応です。

何か言えなくては、と思いがちですが、言葉は邪魔な事が多いです。

お子さんを亡くされたような方に、かける言葉がないのは当然です。

気の利いた事を言えば相手が癒されると思うのは相手の苦しみを舐めています。

ただ、相手に気持を向け続ける。そこは逃げない事も大切です。

相手の喜ばせたい気持を受け取る

下手なほめ言葉や、慰め。
自分は言わないように心がける一方で、自分が向けられた時は受け取る。

相手は、あなたを喜ばせようとしているのですから、受け取ってもらったら嬉しいですね。

だから、ちょっとした苛立ちは飲み込んで受け取る。

どれも、とっても簡単で、確実に喜ばれる事ですが、
ちょっと難しいと感じられた方も多いのではないでしょうか?

喜ばれたい、喜ばれたい。
喜ばせる事で、自分を認めてもらいたい。
人に喜んでもらえない自分はダメな自分。

そんな気持を脇におかないと難しい事です。
(承認欲求も誰にでもある物ですから、なくそうと思う必要はありません)

それでも、よろこんだふりだけでもやっていただきたいと思います。

自分に直接の見返りがない事をわかっていながら配慮する。
それで、相手が喜ぶのを見るのは、
今まで経験した事がない喜びになると思うからです。

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