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人生に失敗しない為にできる事 人生が失敗だったと思う時の方策

人生に失敗しない為にできる事 人生が失敗だったと思う時の方策

看護師・心理カウンセラーの渡辺由紀子と言います。

自分の人生は失敗だったのではないか、と思っておられる方は
結構、多いように思います。

すべてが失敗とは言えないけれど、
あの時、ああしておけば違う展開があっただろうに、
と思う事は誰にでもあるでしょう。

そんな方にカウンセラーとしてかかわる時には
自然に年代によって関わり方が違ってきます。

変えなければならないと意識していたわけではないのですが、
失敗と思える所を振り返っていくという入り口は同じでも
若い方には、先の生き方を考えるような展開になりますし、
ある年代からは、
それなりに人生に納得していく方向で考える事になるようです。

あきらめると言うとひどくネガティブで
何の希望もないように思われるかもしれませんが、
心理療法の世界では、受容する
受け入れる事ができる事は大切にされています。

そして、丁寧に人生を振り返ってみると、
決して、無理に納得するのではなく、
まんざらでもなかったという気持になれる事も多いようです。

人生に失敗しないポイント

進路は適性を考慮して慎重に選択する

もう少し頑張っておけばあの学校に入れたかもしれない。

失敗というと、そんなイメージが受かぶかもしれません。

私自身の経験、私の親としての経験
周囲の人や、クライアントさんのお話などから考えると
それは、あまり大きな事ではないように思います。

そんな無責任な事を言ってほしくないと思われる方もおられるでしょう。
そんな方は軽く読み流してください。

受験に頑張るという事は、嫌な事でも一定やる事の訓練にはなります。

ただ、頑張って頑張って入った学校はついていくのも大変です。
ほどほどの努力で合格できる所の方がかえって良かったりします。

進路で気をつけなければならないのは、選択そのものです。

適性がある仕事に繋がっているのか、
一生、この道でやっていけるのか、といった事は
丁寧に問い返していただきたいと思います。

ここで失敗すると、後が大変です。
取り返しがつかないわけではありませんが、
かなり回り道をしなければなりません。

生活を立てていける仕事なのかも大事な所ですが、
何かしらの積み重ねができるといった事も大切です。

年齢がいく程に、若い時にできなかった事ができるようになるという事は、
それにともなって、得られる対価が増えていく事でもあります。

家庭を持つなら心が健康な人と

パートナーはどんな人が良いか、
これは一言、二言では語りきれません。

他の記事でも書いていますので、良かったらごらんください。

まず、好きな相手でなければなりませんが、
配偶者によって、住む所から、親戚まで変わっていく事は
頭に置いていただきたいと思います。

基本的に、DVとアディクション(アル中やギャンブル依存)はお勧めできません。
逆にそれがなければ、なんとかなるような気もします。

人は完璧ではありません。
発達やパーソナリティの片よりは誰にでもあります。

心が弱い人が家庭を持ってはいけないとは言えないと思いますが、
自分が背負う側になる時は、背負いきれるかは
慎重に吟味してほしいと思います。

人生に後悔する時

よく、看護師が聴いた死ぬ間際に後悔する事といった記事が
FaceBookに上がってきたりしますが、
私はほとんど作りものだと思っています。

よく見積もって、何千人もの人の中に、たまにはそんな事を言った人がいた
といった所ではないでしょうか。

終末期は、過去を振り返る余裕などないのが普通です。

健康な人が、こう生きたいという願望を語ったものなら、
当然の事として理解できます。

私なりの人生に後悔する時を書いてみたいと思います。

私自身の物もありますし、私はそこをクリアできて良かったと
思える事もあります。

どれがどちらに当たるかは、ご想像にお任せします。

生活に不安がある、先を見越してこなかった

やりたい仕事や、生きがいを主体に考えて仕事を点々としてきた。
人間関係に躓いては転職を繰り返してきた。

その時々では、それなりの給料をもらっていたが、
退職金はその都度、欲しかった物の購入に消えた。

年金未払いの期間もある。

こんな方が、40代後半になって、
老後を意識した時に愕然としたという話はよくあります。

ライスワークよりライフワークが大切と言われたりしますが、
お金にどれくらい比重を置くかは別にしても、
暮らしに不安を感じずにいられる状態は作っておきたいものです。

身近な人と良い関係を築けなかった

パートナー、子供、親などとの関係が悪い。

これは男性女性、既婚未婚と関係なくあります。

憎みあっているわけではないが、
しっくりこない寂しさを感じている人も多いようです。

壮年期には、人ととの交友関係も広いので、あまり気にならなかった事が、
初老期になって気になる事もあります。

友人も大切ですし、血縁や婚姻だけが家族ではありませんが、
否応なく多くの時間を過ごした人との関係に悔いが残るのは辛いものです。

何かを成し遂げた感じが持てない

未婚や子供のない方は、子育てした人は子育てだけでも偉業。

このあたりで悩む事はないと思われるかもしれませんが、
決してそんな事はありません。

むしろ、お金や時間を食い尽くした挙句に去っていく。

私の人生はなんだったのだろうという悩みは多いものです。

そんな面も含めて人生の味わいだ
という所に行きつける人ばかりではありません。

自分の過去の言動への羞恥心

若気のいたりで、
やってしまった事、
言ってしまった事を思い出しては赤面する。

会社の責任になるような失敗をしているのに、
責任は自分がとりますみたいな言い方をしていた。

バイトも社員もお客様には同じと言われていたのに、
所詮バイトだからと、半ば意識的に手を抜いていた。

利口な人なら最初からやらない事でしょうが、
やってはいけない事と経験から学んできた。

成長してきた事には目がいかず、
何10年も前にやってしまった事を恥続ける。

人を傷つけてしまった事への罪悪感や後悔

交通事故や医療事故で身体を傷つけた事で
自分が傷ついている事もあります。

看護師や介護職なら、利用者が転倒して骨折すれば、
業務上過失傷害で提訴される事もあります。
提訴されなくても、傷つきます。

友人と口論になって、人格を否定するような事を口走った。

その時は、怒ったけれどもその後も付き合いは続いたので、
相手は忘れているかもしれない。

それでも自分が言ってしまった事がフラッシュバックしてくる。

自分が加害者だという思いは、
時と場合では、被害者である事より辛い事があります。

後悔に飲まれない為にできる事

人生に満点はないと思う事

人にあって自分にない物は目につきます。
自分が欲しいものであればなおさらです。

嫉妬してしまう自分をなお嫌う気持が動いたりします。

それでも、そんな自分の事を嫉妬している人がいたりします。

子供が欲しい人には子供の愚痴など
ノロケ話を聞かされるような物で、
殺意を感じるような嫉妬をおぼえる事があります。

それでも、子供がいるばかりに地獄をみたと思う人も
決して珍しくはないのです。

あの人よりはマシ、という所で自分を納得させるは
わびしい気がしますが、
あの人が持っていない物を自分が持っているかもしれないと
思い返してみるのは悪い事ではありません。

良い事も悪い事も均等にみる

特に、悪い事が意識に上がりがちな時は、
良い事も意識して思い出す事が必要です。

後悔している事を打ち消そうとせずに、
あんな事もあったけど、こんな事もあったと並べて眺める。

下手に打ち消そうとすると、後悔している気持が暴れだします。

良い事が上がってくる時、
ネガティブな事をあえて意識する必要はありません。

それでも、大変だった事や、傷ついた事がよぎるなら、
打ち消さない事は意識した方がよさそうです。

そんなに難しく考える事はありません。

大変だったね、頑張ってきたね、と
自分に言ってあげれば良いのです。

 

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