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人に嫌われているように感じて怖くてならない

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看護師心理カウンセラーの渡辺由紀子と言います。

人が怖いという方は、結構いらっしゃいます。

重い方は社会生活も難しくなりますが、普通に仕事について、カウンセリングの場では自分のお話が出来る方でも、そんな気持ちを抱えておられる方も珍しくありません。

人に嫌われる事がなぜ怖いか

人に嫌われていると感じるのは嫌なものです。
取り立てて好かれたいと思っていなくても、嫌われていると感じる事は敵意を向けられているように感じる事なのですから、命を脅かされている感じがします

手を出されるとか、言葉で何か言われるといった事がなくても、攻撃を受けているように感じます。

嫌われるのが怖いのは、単に好意的に見られないから気分が良くないというだけではありません。自分の生存が脅かされるように感じるので、怖くて当然なのです。

嫌われていると感じた時の反応パターン

こんな時、人にはいくつかの反応パターンがあるようです。

これは、相手によって変わる事もありますが、概ね相手が変わっても自分の反応のパターンとして持っている面が大きいような思います。

嫌われている事に挑む

一つは、自分の気持ちに対して、私は嫌われるような人間ではない、と挑戦を挑むような反応。

嫌われている事に挑戦するは、実際に嫌われている時も、それによって自分の考えや態度を変えるような事はしません。
これは、実際には、なんらかの権威があって、嫌われている事は問題ではないと思えたり、嫌われている事など考えていたら仕事として成り立たないといった場面でないと難しいので、割合としては少なくなるように思います。

ご本人より、周囲が大変かもしれません。。

嫌われるにふさわしい自分になる

もう一つは、嫌われている自分をどこかで納得して、嫌われるにふさわしい自分と認識してしまうパターンです。

嫌われているような感じたり、人に嫌われていると指摘されたような時は、多くの人は、嫌われるにふさわしい自分を認識して、自分の事も嫌ってしまう事が多いように思われます。

自己肯定感が下がると、それ相応の自分になろうとします。

嫌われるよ、という指摘は親切な忠告のつもりで言われる事もありますし、子育ての場面で親が、言い聞かせる事もありますが、重い、リスクのある言葉である事は覚えておいていただきたいと思います。

嫌われていると感じた時の対処方

嫌われない自分になるように努める

嫌われているように感じた時は、相手の望むように態度を改めるのが良い、と言うのは簡単ですが、実際は難しいものです。

人の態度が間違っていると思っていても、態度を変えるには勇気が必要です。まして、自分が間違っていないと思う時に、態度を改める事には当然抵抗があります。

しかし、自分の正しいと、他者の正しいが一致しているとは限りません。

こんな時は、嫌われない事と、正しさを貫く事をしっかり天秤にかけてみる事が大切です。

昔から、長いものには巻かれろと言われてきました。
巻かれるのが良いか悪いかはなんとも言えません。

ただ、自分が正しいと思う所を貫くと、軋轢がある事は頭に置いた上で決めていった方が良いと思います。特に、相手が組織や複数のグループの時は注意が必要です。

嫌われない事を大事に思うなら、不本意を承知で巻かれておくのも良いと思います。

嫌われる事を承知で正しさを優先するのも大切な事です。そんな人がいて、世の中はかわってきたのだと思います。

どちらにしても、ここで、自分で選択していくという意識を持つと、嫌われた!どうしようと?いう所から脱出する事ができます。

嫌われる事を気にしない

嫌われるといっても、直接攻撃されるような事はまれだと思います。

そんな時に、嫌われても構わないといった心境になれれば、悩みは解消します。

これは入り口としては、嫌われない努力より難しく感じるかもしれませんが、汎用性はあります。

嫌われないような態度を取ろうとすると、そこでどんな言動が嫌われるかリサーチが必要になります。先に書いたように、何が正しくて嫌われないといったマニュアルはないからです。

ここでは、誰が一番発言権を持っているのか、その人が大事にしている考えはなんなのか、といった事から確かめながらやっていく事になります。

それくらいなら、誰もが嫌うと自分が考えるあたりだけ気をつけて、後は誰がどう思おうと構わないという所に立ち切れれば楽になると思います。

言わんとする事はわかるけれども、とてもそんな気持ちにはなれそうもない、といった方は多いものです。

そんな方は、すべての人に好かれるのは無理だという事を思い出していただきたいと思います。いい人になったらなったで、八方美人というレッテルはついてくるのです。

下手に、すべての人に嫌われてはならないという気持ちが強いと、自分を嫌っていそうな人の顔色を伺うような対応になりがちです。

そんな態度が、本当に大事にしたい人から、気持ちを許せない人とみられる事はよくあります。

嫌われないための近道

人に嫌われたくないと思うなら、人をひどく嫌わない事です。

こう申し上げると、嫌いな人がいるから自分は無理だ、やっぱり嫌われるのだと言われる方が出てきます。

ひどく嫌わない、というのは、嫌いな人がいてはいけないという事ではありません。

あの人にも良い所があると納得できるに越した事はありませんが、それも無理しなくて良いと思います。

ただ、好きになれない人が、即、自分を攻撃してくる人だという思い込みを持っているなら、そうとは限らないと思い返す事ができると良いのではないでしょうか。

相手を敵とみると、相手からも敵とみられがちです。
味方かどうか確信はないが、そんなに怖い存在ではなさそうだといった視点から、人をみる事ができれば、人付き合いは随分楽になると思います。

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