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職場の雰囲気が悪い 職場の雰囲気作りの為に何ができるか

職場の雰囲気が悪い 職場の雰囲気作りの為に何ができるか

看護師 心理カウンセラーの渡辺由紀子と言います。
職場の空気が悪い自分で何とかできるのであれば雰囲気が良くなるように努力したい、と おっしゃる方がいらっしゃいます。

この志はとても立派だと思います。

ともすると人は嫌な人がいるあの人がいなくなれば あの人が変われば、と言う風なところに意識が向きがちで、自分が何かできることがあるのだるうか、と発想することさえない方が多いように思います。

しかし、これは現実的にはかなり難易度が高いことです。

職場のふいんきを変える取り組みは慎重に

1人の人に嫌われているとかいじめられがちだと言った場合はまだ1対1の関係ですので、 自分の振る舞い方で相手に好感を持ってもらったり、露骨にいじめられることがなくなる ような振る舞い方を考えていくと言う事は可能です。

それでもやり方わかっていても、 実際は難しいとおっしゃる方も多いものです。

例えば、内容に反論しないで、相手と同じ強めの語調で、わかりましたと言う、と言っ たことは、こちらを舐めてかかって些細な事でケチを付けてくるような人にはとても効 果のある対応です。
しかし、そう言われても、理屈では納得出来るけど怖くてできない、とる言われる方も多いのです。

まして、職場の雰囲気を変える事は、個人が組織対決していくような取り組みです。
怖さが先に立つのは当たり前です。
逆にそこを勢いでやって叩かれると後を引きますから、慎重なくらいで良いと思います 。

異動や転職を繰り返してみると、組織には、事業所を超えた気風がある事がわかってき ます。

組織の理念か、末端まで行き渡っている。 これは、末端のスタッフが自分の会社を好きでそこで貢献しようと思って働いているか らとは限りません。
一人一人は、不満を持っていても案外、組織は組織の理念で回っていたりします。

職場の雰囲気が悪いと感じる時は、組織の目指している方向と自分が目指す方向が違っ ていたりします。他の人は良い雰囲気とは感じないまでも、まずまず適応してやってい っている事もあります。
だからといって、退職や転職を考える事が良いとは限りません。

それでも、発言は相当 慎重にした方が良いと思います。

自分に心地良い反応が返ってくるように振る舞う

職場の雰囲気を良くしたいと考える事は良い事ですが、一度には難しい。それならば、まず自分がこの1日を気持ち良く過ごす事辺りを、目標にしてみるのが良いかもしれません。
相手が自分に気持の良い反応を返してくれる事を計算して振る舞う事です。

朝の挨拶もボソボソと口の中でつぶやくような職場も結構あります。
挨拶を返す方も聞 こえるか聞こえないか。
そんな職場で明るい声で挨拶をする。一人ごとのような挨拶に、はっきりとした声で返 答する。

あんまり頑張って、季節の話題を入れようと思うとハードルが上がります。
無理は禁物 です。

相手の耳に届くように言えれば、充分です。

大事な事は相手の反応にいちいち落胆しない事です。

自分が気合いを入れて挨拶したの に、相手は口の中でつぶやくような挨拶しか返してくれなかった時にも、しっかり挨拶 した自分を褒めてやるのです。

繰り返していれば、挨拶を返してくれる人も出てきます。

その人が周囲に聞こえるように明るい挨拶をしたら、自分がきっかけを作った事にコッ ソリ満足しましょう。

仕事で必要な事を聞いても、そんな事もわからないのかといった顔をする人も居るもの です。

そんな人にも、ありがとうございますを、少し盛って、助かりました、と言ってみる。
さすがです、勉強になりました、は本当にそう思ったのなら言っても良いですが、ちょ っと盛りすぎかもしれません。
こんな事は、自分が職場で気持ち良く過ごす為でもあるのですが、相手も気持ち良くして雰囲気を良くする事に一役買います。

不平 不満も分かちあえる仲間を作る

ここの職場あまりふいんきが良くないね。
私たちだけでも楽しくやろうよと言う話がで きる仲間を作っていく事は大きな力になります。

実際は職場の雰囲気に1番大きな影響及ぼすのはやはり上司です。発言権のあるスタッ フが移動していても職場の雰囲気はあまり変わらないけど、上司が異動したら雰囲気がガラッと変わったといった事はよくあります。
これは、上司の人柄もありますが、上司が高く買って用いるスタッフのタイプが違うと言うところが大き いように思われます。

威圧的で嫌われているスタッフであっても仕事ができれば上司には便利な存在であるこ とも多いものです。自分が嫌われても言わなければならないようなことをその人が言っ てくれるとすればずいぶん助かることだと思います。そんな上司の下では、威圧的な中堅が大きな顔をしています。
上司の責任は仕事を回すことなので、職場のふいんきは良いに越したこと がないといった程度の位置づけになるのはしかたがないと思います。

たまたま、威圧的な対応は職場の雰囲気が悪く なるので問題だというところまで考える管理者が赴任してくると、穏やかなリーダーが用いられて、職場の雰囲気が良くなります。

良い上司にばかり当たればラッキーですが、そうも行かない事もあります。そんな時は、スタッフはその辺の事は割り切って下は下で。で結束していけば良いのではない でしょうか。

スタッフが数人集まったところで会社に与えることができる影響は知れています。
それ でもお互いに仕事を助け合うとか、飲みに行って上司の悪口を言うと言ったことができ れば会社はかなり居心地の良い場所になります。

下の者同士で、会社の悪口を行ったところで仕方がない、そんなことするぐらいなら上司の 機嫌を伺っていたほうが建設的だという考えにも一理あると思います。

どちらかと言え ば組織の中で認められて上に行こうとする人はそんな考えを自然に受け入れることがで きるのかもしれません。
それでも自分は周囲の仲間を大切に気持ちよく働いていきたいと思うのでしたら、それは それであって良いように思われます。

仲間内の飲み会の席で上司の悪口を言った分、職 場では上司に気持ちよく動いてもらうような対応ができる。これも立派な事です。
杓子定規に上の悪口を言うのは悪いことだと言う必要はないように思います。

上司の器にもよりますが、私の尊敬する管理者は自分の給料の中には嫌われ代が入って いると笑っていたものです。
組織を回していくには、人に嫌われる事はある程度覚悟が あるのか立派な上司かもしれません。
年齢が上がって昇格しないまでも様々な役割が持ってくるようになった頃には、悪口で盛り上がっても、最後閉める ときに、まぁ上は上で大変かもね、と若い後輩に言ってやることができれば充分だと思いま す。

決断は後にしても 転職も視野に入れておく

自分が気持ちよく過ごせるような職場づくりを試みてみたり、それを共有できる仲間を 作ったりしてもどうしても職場のふいんきが良くならない。

居心地が悪くて耐えられな いと言った時は転職も視野に入れて良いのかもしれません。
どこに行っても同じだよと言う言い方もありますが人間関係は1から仕切り直したほう が楽なこともあります。

上に述べてきたような方法は、新しい職場に入っていくときに気 持ちの良い人間関係を作る助けにもなってくれると思います。

転職にあたっては紹介先の条件を確認するだけではなく必ず自分がこれから働く職場に 行ってみてスタッフがどんな顔で働いているかを確認する事は大切なことです。
1人も自分と相性が悪い人がいない職場は滅多にないと思います。
しかしスタッフ同士が協力 しあってことを進めているかどうか、人と接する職場であれば顧客にどのような顔で接 しているかは覗いてみれば簡単に把握できます。

置かれた所を良くしていく事は大切な事ですが、それができない事を逃げだと思う必要はありません。
気持ちよくやれ そうな職場に入って、その中でより職場のふいんきを良くしていくように努力することも 立派な役割だと思います。


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