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上司が嫌い 器が小さい 尊敬できない から 仕事をやめたい時

上司が嫌い 器が小さい 尊敬できない から 仕事をやめたい時

看護師・心理カウンセラーの渡辺由紀子と言います。

良い上司にあたった事がない。

自分の上に立つ上司は碌な人がいない。
そんな気持が伝わるのか、かわいがられない。

小さな事を指摘されて、職場で嫌な思いをしたり、
他の人が提案したら聴きいれるような場面で無視されたりする。
馬鹿馬鹿しくてやってられない。

こんな職場にいつまでもいても仕方がないように思う。

そんなお話しは、いろいろな方から聴いています。

上に立つ人は大きな人であってほしい。

仕事もできるし、人としても大きくて、
自分をリードしていって欲しい、というお気持は良くわかります。

しかし、若い方が理想とするような資質を備えた管理者は、
現実の世界にはなかなかいない物です。

少し理想を下げた方がうまくいく事も多いものです。

しかし、その切り替えはなかなか難しいものです。
そのヒントになる事をお伝えできればと思います。

理想の上司に出会えない理由

上司への期待が高すぎる

上司は、仕事ができるのは当たり前。
それだけではなく、人としての器も大きくて、
どししり構えながら自分たちを育ててくれる。

そんな期待を持っていると、なかなか理想の上司には出会えません。

仕事が自分よりできる、という事さえ、
現場レベルの仕事を効率的にできる事を期待すると
無理がある事もあります。

仕事の全容を自分たちより知っている、
といった程度で納得できると
トータルな所で敬意を持って接する事ができる人も
増えていくものです。

会社は仕事を上手に回していける人を管理者にします。

そこで、合格点であれば、会社にとっては良い管理者です。

現場の仕事ができる事も、指示できる程度にできれば良いのです。
パワハラで病人を出してもらっては困りますが、
威圧的で抑えがきくのは、会社からしてみれば悪い事ではありません。

そんな基準で選ばれた上司に、
スタッフは自分の理想を付け足して要求します。
要求される上司も大変です。

上司へ望む事は状況でかわる

仕事を最優先して取り組める時は、
上司は仕事に厳しい人が魅力的に写ります。

人前で怒鳴られても、期待さればこそだと自分を鼓舞できたりできます。

それでも、人生そんな時ばかりではありません。
子育てや、介護などが代表的なものですが、
仕事の裏には、それぞれも家庭の事情があります。

私生活が仕事に出るようでは困る、といった事をいう上司は
フルに働ける人には人気がありますが、
事情がある人には、人の気持ちを汲めない人と非難されます。

バリキャリのキャリアウーマンを自称していた人も
妊娠中に夜中まで残業するのは好まないものです。

若い時に、安心してみていられた
教科書的な原則を外さない人も、
ベテランになると
融通が効かない人と非難したくなったりします。

人が人に求める事は、それだけ変わってくるのです。

いつも自分が求める所に気を配ってくれる人に当たるわけではありません。

ある人に配慮する事は、ある人には単なる贔屓と嫌がられるのが現場です。

やめる前に上司を上手に使う事を考える

上司はこちらが面倒みる相手とみてみる

上司の事を、自分に何か提供してくれる人と思っていると
不満はつきないものです。

上司は、自分が面倒をみるくらいの視点に立つのも
一つの知恵です。

自分より良い給料をもらっている人を
こちらが面倒をみるという視点には反発もあるかもしれません。

それでも、全体の仕事に何かあれば責任は上司にいきます。
何かやらかした時に、不要な負い目を感じない為に、
貸しを作るくらいの心もちで働いてみるのも良いでしょう。

それが難しければ、
やがて人の上に立った時に、いろいろな部下を使っていく
トレーニングの機会だと思う事です。

役職をもらったからといって、敬意を表して
忠実に仕えてくれる部下ばかりではありません。

だれもが、腹に一物もっていると思った方が
良いくらいです。

自分を小馬鹿にするような鼻持ちならない部下でも
上手に持ち上げながら使っていく。
器の小さな上司を上手に使う事はその為の貴重なトレーニングになります。

上司だからもらえる物もある フルにもらう

どうな管理者でも、下にないものは持っています。
仕事そのものの力量はなくとも社内での発言権や決定権はヒラとは違います。

人としての器ではなく、実際にもらえるものをもらう、と
考えてみるの良いと思います。

宴会の日程や会場一つでも、
みんなに丁寧に根回しして全員の了解を取るのが良いのですが、
やっていられない時も多いものです。

そんな時は、自分が考えたアイデアの中から上司に決めてもらう。
他の仲間には、上司が決めたから、で通してしまう。

これは信頼関係が深まれば、
仕事の進め方でも力を発揮してくれる方法です。

上司から、決定権をお借りするのです。

社内の事情や、人脈を把握するにも、
上司経由が早くて確実です。

下のものどうしの噂では把握できない事を把握できます。

情報をもらうと考えると、上司の雑談する機会も貴重なものになります。

小さな器を使いこなすのは下の力量

上司も、本当に器がおおきな人なら、
こちらがおもねる事がなくても、上手に動いてくれます。

若い人の何もかもわかったつもりの言動を
苦笑いで聞き流してくれる、といった人も中にはいます。

しかし、実際には、そんな上司は少ないものです。

無礼講と言われるから、軽く冗談めかして批判めいた事を言ったら
顔色が変わった、といった事は日常です。

そんな時は、さっさとわかってもらおうといった気持ちは捨てる事です。
割り切って、小さな器の使いようを考えるのが良いと思います。

小さな器には、小さな器の使いようがあるのは、
料理の世界だけではありません。

小さな器をどう使おうかを考えるのも楽しいものです。

この方向なら応援しますよ、と提案しても
余り相手が大きいと乗ってもらえないかもしれません。

器が大きい人にはすでに自分 の考えがあって
下がそれに追随するかは、余り問題にしていない事があります。

器が大きい上司に抱えてもらって、守られながら育ててもらう。

それも悪い事ではありませんが、
親が頼りなかったので早く自立できたとおっしゃる方もいらっしゃいます。

頼りのない上司だからこその、
上手い振る舞い方、うまみのある立ち位置もあるように思います

相手にばかり求めないで、そんな立ち位置を探してみるのも良いのではないでしょうか。

  

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