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自己肯定感が低い 自己否定をやめられない 自己肯定感を高める 具体的な方法

自己肯定感が低い 自己否定をやめられない 自己肯定感を高める 具体的な方法

看護師・心理カウンセラーの渡辺由紀子と言います。

自己肯定感が低い事は自覚している。
このごろ、自己肯定感が大切だと聞くので、高めたいと思うけどうまくいかない。

むしろ、自己肯定感を高めなければと思うほど、自己否定に走ってしまう。

そんな方が健康的な自己肯定感を持つ為にはどうしたら良いか、
考えてみたいと思います。

あえて、健康的な、とつけたのは、不健康な自己肯定感があるからです。

気分は一瞬上がるけれども、地に足が着いていない・・

健康的な自己肯定感は安定感があります。

ワクワク キラキラはしないかもしれませんが、
穏やかな気持になれます。

一気に気分だけ上げると、空回りする事があります。

是非、安定した健康的な自己肯定感を獲得していただきたいと思います。

自己肯定感が上がらない理由

自己肯定感が低くなった理由というと大体想像がつきますね。

人から、低く見られた。

大概は親子関係の中で、
親のイメージに添わない事で責められた事が発端です。

中には家庭の中で大切にされたけれども、
社会に出てつまずいたという方もおられます。

それでも、自己肯定が必要と理解したら
少しずつでも上がってきそうな物なのにうまくいかないのは何故なのでしょうか?

肯定してやる自分が育ていない

自己肯定感を育む為には、自分を肯定してやる自分が必要です。

小さな自分が、自分はつまらない人間
存在するにも足りない者だと泣いている時に、
今のままのあなたで充分価値があるんだよ
と言ってやる自分です。

親が小さな子どもを育てていくようなイメージです。

小さな自分をインナーチャイルド、
大人の自分をインナーアダルトとか、インナーペアレンツと
呼んだりします。

特に小さな時から、親に受け入れられないで育つと
心の栄養が足りないので、大人の自分が育っていない事があります。

こんな時でも、
そのままでいいんだよ。
私は価値のある人間だといった
型どおり自分に肯定的な言葉を浴びせてやると
だいぶ違います。

パートナーや友達に言ってもらう事も意味があります。

それが難しい時は専門家を使ってください。

自己否定していた方が都合が良い

都合が良いというのは、きつい言葉かもしれません。

それでも、一番適格な表現のように思います。

うっかり自分を肯定してしまうと怖い事がおこる。

わかりやすいのは、自分を肯定的にみた時に、
人から否定されるとよけい傷つくだろうという思いです。

もともとこの程度の人間だと思っていれば、
傷は浅いのではないと思う防衛のパターン。

しっかりした自己肯定感が育ってくれば跳ね返せるのですが、
一息にはいかないかもしれません。

今は、そんな事もあるかもしれない、
と受け止めてもらえば充分です。

自己肯定感を高める方策

理想を少し下げてみる

自己肯定感が低い人は、
自分があるべきだと思っている自分とのギャップで
自分を責めています。

そんな時に、理想に追いつく努力をするのも良いのですが、
大概は理想が高すぎて追いつけません。

そんな時は、理想の方を下げてみるのです。

これも、ちょっと練習が必要です。

親が東大以外は大学のうちに入らないと言っていた。
頑張ってみたけれど、とてもそんな学力はなかった。

そんな場合には、ずっとランクが低い大学を出た人を思い出してください。

この人よりマシみたいな発想でみる為ではありません。

大学のレベルは低くても魅力のある人を思いだすのです。
有名人でも、身近な人でもかまいません。

人を計る尺度が大学のランクだけではない事を思い出すと、
そこへのこだわりが減っていきます。

自己肯定感が上がらないまでも、自己否定は緩和していきます。

なりたい自分になろうとする

これは、学力とか容姿とかではなく
自分の振る舞いが嫌いな人むけの取り組みです。

人を責めてしまう自分が嫌なら
とにかく口にしない。

がさつな自分が嫌なら
時間がかかっても丁寧にやる。

この時大切な事は、内面から変わらなければダメと思わない事です。

徹底して形から入る。

とにかく、自分のなりたい人を真似て行動だけ変えてみる。
外から自分をみているような感じで自分をチェックして修正していく。

魅力的だけどタイプが違うという事はあります。

自分がこうなりたいと思う人を探す事が最初の仕事です。

こんな事をやっていると、自分の立ち振る舞いも変わってきますし
そんな所に努力している自分が悪くないと思えてきます。

自分が嫌いと言いながら、
どうせ自分なんて、と変わる努力をしないのは怠慢かもしれません。

人の力を借りる

自己肯定感が低い人は特に
自分をおとしめる人に極力近づかないようにしてください。

どんな人ともうまくやれないとダメなのでは、と思う人がいますが
決してそんな事はありません。

人がどう思っても私は私で良いというのは本当かもしれません。

それでも、人は人の評価で自分の価値を計っているものです。

自分を大事にしてくれそうな人や、
この人により受け入れられる為に努力できそうな人と
良い関係を持つのが先です。

そしてちゃんと大切にしてもらう事です。

拗ねて、自己否定している自分をアピールして
そこを否定してもらおうなどと考えるとせっかくの関係にひびが入るかもしれません。

それくらいなら、
ここを頑張ってみたんだけど言って評価してもらう事です。

100点をもらえなくても、足りない部分ばかり数えないで
肯定してもらったものを受け取る事が大切です。
たりない部分は伸びしろと思えば良いのです。

自己肯定感を育むという言葉がありますが、
本当に、はぐくむものだと思います。

気分だけがらっと変わるものではないという事です。

小さな自分を大事に育てるように時間をかけて取り組んでみてください。
時々、ほろ苦い思いになる事はありませすが、
楽しいプロセスです。

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