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友達がいないくて寂しい 友達を作る方法 上手な付き合い方

友達がいないくて寂しい 友達を作る方法 上手な付き合い方

看護師・心理カウンセラーの渡辺由紀子です。

友達がいない、という悩みをお持ちの方も多いものです。

お子さんから、高齢者の方まで、いらっしゃいます。

友達がいない、という方は、人付き合いになんらかの苦手意識も持っておられるようですが、それは様々です。

人が怖いような気持が強くて、人付き合いはできるだけさけたいような方。
人の評価が気になって、人と付き合うと疲れ果てるような方は、まず、セラピストなど、人の事を無条件に受け入れてくれる人と少し練習をしてから、外の世界に友達を求めた方が良いかもしれません。

しかし、大部分の方は、それなりに人と付き合う事はできるけど、友達を作る事ができないでいるといった方です。
そこそこ親しい同僚もいるけど、友達と言って良いのだろうか、と思っている方もおられます。

そんな方が、友達を言える人を作る方法を考えてみました。

まず知り合いから仲間になる

趣味のサークルで仲間に入れてもらおう

友達が欲しいという方でしたら、まず、仲間に入れてもらう事を考えてみると良いと思います。
仲間といっても、自分が仲間づくりをするのは結構大変です。最初はできている所に入れてもらう方が現実的だと思います。

人付き合いにちょっと苦手意識がある方に、私がお勧めしているのは、習い事の類です。

コミュニケーション講座に行ってみるのも良いですが、特にそこに拘らなくても良いと思います。
講義を聞くだけで、全く周囲と話をする機会がない物ではなく、絵画や俳句など、ちょっと声をかけあったりする機会がある物がお勧めです。

大概、面倒見のよい人がいて、終わった後にお茶に誘ってくれたりします。その人と特に親しくなりたいと思わなくても、嫌な感じがしないなら乗った方が良いでしょう。他の人とも親しくなるきっかけになります。

習い事の良い所は、いつでもやめられる事です。だから、知人の紹介とか、地域に根付いたお教室より、カルチャーセンターのような所の方が良いように思います。

コミュニケーション全般が上手になりたい、苦手な人ともうまくやっていく練習をしたいという方には、また違ったご提案になると思いますが、友達を作りたいという方でしたら、気の合う人と出会う機会を増やしていけば良いのです。

趣味が共通していて、嫌なら辞められるのは恰好の場所です。

仲間がいるメリット

たとえ、すぐに親しい友達ができなくても、仲間ができると、人は楽になり気持ちが安定してきます。

嫌でも付き合わなければならない人たち(代表的なのは嫌な上司や同僚、気の合わない親族ですね)と違った付き合いができるからです。

友達ができない事に悩んでいる人にありがちなのは、嫌な人との付き合いを、人付き合いの通常の形という思い込みがある事です。
苦手なタイプの人と付き合っては、自分は人付き合いが苦手だと思っているのはよくある事です。

嫌でも付き合わなければならない関係はそのままでも、気持の良い人間関係を経験して、こんな人間関係があるんだ、という所がわかってくると、自分に余裕が出てきます。

天涯孤独のような気がしていたけれど、ここに来れば味方がいるんだ、と思えるのです。特に職場の愚痴をそこで言って同感してもらわなくても、自然にそう思えます。

そんな事を言っても、仕事の場で嫌な対応をされたら傷つくし、ここの付き合いだって、どこで失敗するかわからない、といった気持になるかもしれません。
それでも、今はうまくいっていて楽しい時間をすごせているのなら、それをしっかり味わってください。
気持ちの逃げ場があれば、自分に余裕ができます。上手くやらなくてはと思って気を使ってスベってばかりいたような所を、言わせておけば良いや、と思えるだけでも違います。
慣れてくると、ビクビクして自分を責めていた自分を払拭して、淡々と振る舞えるようになります。

そんな事が友達を作っていく大切な下準備になります。
焦らないで充分に時間をかけてください。

仲間から友達へ

関係を深めたい人を選ぶ

仲間で付き合う時は、そこで実権をもっている人や、自分の面倒をみてくれる人を中心に考えていけば良いと思います。
相性が悪いとやりにくいですが、いざとなればやめれば良い場ですし、特段嫌な印象をうけなければ、それで充分です。

仲間という関係があれば、特定の友達がいなければならないというものでもない、と納得できる方でしたら、それで充分なのだと思います。

それでも、もう少し深い関係を作りたいと思われるのでしたら、誰と仲良くなりたいかを決めなければなりません。
大概は、自然に決まってくるのですが、人付き合いに苦手意識がある方は、ちょっと意識しないと難しいかもしれません。

この人が好きになれそう、というシンプルな事です。

人付き合いが苦手な人ほど、誰とでも仲良くできなければならない、といった思い込みを持っています。
一つの仲間の中で、友達は一人で充分です。
複数いても、問題はないのですが、二人いて、その二人がそれほど仲が良くないなどといった時は、気遣いが多くなってきます。最初は、一人で充分だと思う事です。

他の人にしない話をしてみる

関係を深めたい人が決まったら、ちょっと自分の話をしてみると良いと思います。
相手が、話好きの人で、自分の気持が入った話をしてくれる時は、聴く側にまわるだけで充分なのですが、少し自分の話をした方が相手も気持を開いてくれます。

話題は選ばなければなりませんが、自慢話にならない、といった程度の配慮ができれば充分だと思います。

趣味の仲間は、そんな面でも便利です。
共通の趣味に対する、自分の思い入れを話す。相手の思い入れを聴く。
それだけで、相手の事をより深く知る事ができます。

こんなお話しをしても、どこまでが、仲間でどこから友達と言って良いのか、といった事が気になる方もおられるようです。

あえて、そこを定義するなら、数人でお茶をした後で、二人でもう一軒よっていくような関係になれば、友達と呼んで良いのではないでしょうか。

友達ならではの難しさは想定しておく

自分にも友達と言える人ができるのは、嬉しいものです。
人付き合いに苦手意識のある人なら、その喜びはひとしお。彼氏ができた時に匹敵するかもしれません。

ただ、友達になる事は、関係の始まりにすぎません。

自分にはこの人しかいないと思っていても、相手にはもっと仲の良い人ができるのもごく普通の事です。

この人なら、と思って、親との関係が悪い事を話したら、他の人に批判的なコメントをつけて話されていたといった時の傷つきは深いものです。

友達でなければ、そもそも言わなかったと思うと、友達になった事まで否定したくなります。

そんな時は、絶交しても構わないし、そこまで事を荒立てたくなければ、さりげなく距離をおいて仲間に戻っても良いと思います。

ただ、そんな事も含めてまわっていくのが、人との付き合い。友達との関係。
そんな事があったから、二度と友達なんて求めない、とは思わないでいただきたいと思います。

人との付き合いは、親しくなる程、礼節を超えていきます。
本音の付き合いならではの、難しさと、それも含んだ、面白さや味わいを大切にしていきたい所です。

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