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頭が回らない イライラする 食べられない 眠れない時 疲れを取る を 最優先

頭が回らない イライラする 食べられない 眠れない時 疲れを取る を 最優先

看護師・心理カウンセラーの渡辺由紀子と言います。

頭が回らない、と感じる事は、どなたにもある事だと思います。
それでも、大抵の方は、一晩寝るとか、週末ゆっくりすごす事で回復する事ができます。

それでも、回復しない。
疲れがたまっているのだろうか。

極端に気が滅入って、死にたいような気持になるなら、受診も考えるけれども、それ程ではない。
病気のうちには入らないような気がする。

そんな方も、本当なら、一回受診した方が良いと思います。
眠りを助けるお薬をもらって、グッと一晩眠るだけでも、随分楽になれる事もあります。

それでも、残業続きで、なかなか病院に行きださないような方や、病院に行くのに抵抗がある方の為に、とりあえずできる事を書いておきたいと思います。

三日間とことん休む

今は、祭日の代休などで土日月3連休を取れる会社も多いようですので、そんな機会を利用されるのも良いと思いますが、あまり先伸ばししないで、有給休暇を使っても3連休を作ってください。

この、3連休、体を休める事だけに集中するのです。

私の先生の一人である、下園壮太氏は、テレビも雑誌もみないで、ただ、ゴロゴロしている事を勧めています。

本当は、それが望ましいやり方だと思うのですが、日常とかけ離れて、実行するのが難しいようなら、せめて、テレビはドラマなど集中する物はさけてバラエティ程度にする。本は、グラビアをめくる程度にする。
家事も一切しない。前もって買いためておいた物を、温めるだけ。

終日、ベットか、ソファーに横になって、トイレに起きるだけ。食事もベットでする。

動いていないと、よけい仕事の事を考えてしまって辛いという方も多いのですが、気分転換という発想はもたないで、体を休める事に集中するのが、ネックです。

気持ち良く熟睡するとはいかないでしょうが、どこで眠っても良いと思えば、どこかでは眠れます。
動いていないのですから、たくさん食べようとしなくても良いのです。
脱水にならないように、水分はしっかりとってください。

これができると、4日目には、驚くほど、活力が戻ってきている事が多いものです。

心の不調は悩みで起こるとは限らない

心を病む、というと、何か、特定のストレスがあるように思う人が多いのですが、そうとは限りません。

会社に行くのが嫌、会社に行きたくないような時も、特定の人にいじめられた、とか、大きな仕事をまかされた事がストレスだったという場合もありますが、そんな場合だけではないのです。

やりがいがある仕事だと思って、夢中になって働いていたのに、ある時から、どうも気力が萎えてしまった。出勤するのも辛くて、当日の朝に連絡して休ませてもらう事が増えてきた。
体調が悪いようにも思うのだが、どこがどう悪いとはっきりは言えない。
周囲は、何かあったのか心配してくれるけど、思い当たる事はない。

そんな時には、疲れがたまっているのだと、考えるのが、わかりやすいようです。
一晩寝ても回復しない状態で、さらに働くので、よけい疲れる。
それが、高じると回復する力もなくなったような状態になります。

そんな時は、休むのが、一番です。
何かを解決しよう、とか、仕事を仕上げてからゆっくりしようと思わないで、最初に体を休める。そうしないと、効率の悪い働き方をして、さらに疲れをためる事になります。

体が疲れるだけではなく、人並みに働けない自分を責めてみたり、この職場でやっていけるだろうかと、悪い想像が膨らんだり、禄な事はありません。

ほっとした時に出る疲れもある

大きな仕事をかたずけて、一息ついた時に、出勤できないような状態になる方もいらっしゃいます。

こんな方も、疲れが出た、と考えるのが妥当です。

仕事が立て込んでいる時は、気が張っているので、疲れを感じにくくなります。
気力だけで、乗り切ってきて、体も心も疲れはてているような状態です。

周囲は不思議がるかもしれませんが、疲れている自分をねぎらって、長めの休みを取る事です。

この時も、くれぐれも、自分へのご褒美と遠出するような計画は立てない事です。体を休めて、活力が戻ってきたら、ちょっと体を慣らしに郊外に出るくらいのペースで進めていただきたいと思います。

疲れを貯めない生活設計・人生設計が必要

仕事に行けないような状態になるまで、疲れを貯めてしまった方に、休み方のお話しをしてきましたが、本当は、そういう状態にならないように、生活を整える事ができるのが、一番だと思います。

30代~40代前半は、仕事でも期待される年齢ですし、子育ての年齢とも重なります。忙しいけれど、それを乗り切っていく体力や気力もあるものです。

それでも、体は若い時とは違ってきています。

残業続きでも、週末は子供を連れてハイキングに行っていたような方であっても、アラフォーと言われる年齢になったら、少しづつ、生活をペースダウンしていく事が必要です。

仕事の量は早々減らす事はできないでしょうから、休日の使い方を考えるといった事が必要になってきます。

簡単に言えば、遊ぶから、休む、にシフトしていく事です。

どのあたりが適当かは、普段の仕事の内容によっても違ってきますので、一言では言えませんが、夜行バスで3,000mに登りに行っていた方でも、低山歩きにしていくようなイメージはもっていただきたいと思います。

まだまだ、元気だし、これから年はとるのだから、今のうちに行ける所に行っておきたい、と思われる気持ちはよくわかります。

持ち帰りの仕事をするより、よほど健康的ではないか、と言いたいのももっともです。

それでも、20代の体とは違ってきています。

ペースを落とす事で、心身の健康を保てる。長く動ける体を維持できるのだという事を自覚して、折り合える所を探していく事が必要になってきます。

人生100年時代と言いますが、命を長らえる事だけでは、辛い晩年になりそうです。
今の楽しみ方だけが楽しみではない事も自覚して、ながく健康にやって行くための方策を練っていきたい所です。

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