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不安が強い いつも不安 ちょっとした事で不安になる

不安が強い いつも不安 ちょっとした事で不安になる

看護師・心理カウンセラーの渡辺由紀子と言います。

不安を主訴にカウンセリングを希望される方は珍しくありません。
不安にもいろいろあります。

理由があるもの、漠然としたもの。
対処可能なもの、対処できないもの。
のっとられそうなもの、たまにちょっと感じるくらいのもの。

そんな事を仕分けしながら、不安への対処方法を考えてみたいと思います。

不安を客観視すると楽になる

このままではまずい事になる、といった不安が悪い状況を招く事を回避させてくれる、という事は、特別、心理の勉強をしていなくてもわかる事だと思います。

勉強をしないと、試験に落ちそうだから受験勉強をしよう。
台風が来るようだから、ベランダの飛びそうな物は室内にしまっておこう。
といった事です。

本当は不安を感じた方が良いのに、不安にならないので、周囲が悩む事もあります。
血圧が高いのに、薬を飲まないでいつ倒れてもおかしくない状態にある、とか、利率を考えたら、すぐとんでもない額に膨らんでしまう借金をしてしまう、といった事です。

感情に良い悪いはありません。不安も役にたっている面もある、ありがたい、くらいに思えると、不安の程度は少し下がります。

飲まれそうな不安から、ちょっと程度を落としてから、不安の仕分けをしてみるのが良いと思います。

それは、本当におこる事なのか、おこる可能性は何パーセントぐらいなのか。
おこる可能性を減らす為に、できる事はあるのか。

頭の中で考えると、グルグルしてしまう時は、書きだしてみるのがお勧めです。
わかっていたつもりの事も、ちょっと引いた、客観的な目線でみる事ができます。

対処する事ができるものには、対処していけば良いのですが、対処できない不安も、この客観的に見る、という事ができると、随分楽になるものです。
正体が見えてくる、といった感じが、不安の緩和には役に立ちます。

不安になりがちな人の傾向

自分への期待値が高い

自分が昇格とは無縁な所に居る、と思う人は、昇進昇格できるだろうか?といった事に不安にはなりません。

まわりの人が優秀に見えて、ついていけるかどうか不安になる、といった時も、そこで人一倍の仕事ができる自分が標準なのですから、やはり自分に期待している水準が高いのです。

一見、逆に思える事、
例えば、車の運転に自信がなくて不安といった事はどうなのでしょうか?

できない、という所に焦点を当てると、別の事のように思えますが、これも、できないのにできる、を期待しているから不安になる、と考えた方が良いように思います。
本当に、自信がない自分を受容するなら、運転はしない、とか、高速には乗らない、とか、そのつど、身の丈にあった選択をしていく事を選ぶでしょう。

自己肯定感が低い

実際はできているのに、できていないように思って不安になる人もいます。

仕事ができない、とか、人間関係がうまくいかない、といった方の多くは、人並の事はできているのに、できていない、と思っている事が多いようです。

できないと思い込むので、よけいできなくなるといった事は起こりがちです。
焦って仕事をしてミスを起こすとか、人と接する時、緊張して自然な笑顔も出ないといったお話しは良く聴きます。

自分への期待値が高い、という事と、自己肯定感が低い事はよく似ています。

別に上げたのは、自分に期待していると、マダマダと思って過剰の負担を掛けがちになる。自己肯定感が低いと、どうせダメだ、と戦う前から負けているような状態になる。といったあたりが、違うように思えるからです。
表裏一体、といった言い方がしっくりくるかもしれません。

不安にならないコツ 自分と仲良くする

何かにつけて不安になりがちな方に、自分と仲良くしてください、そうすれば不安は随分楽になります、とお話しすると、怪訝な顔をされる事もあるのですが、前の段落を読み込んでいただくと、その意味を推測していただけるのではないでしょうか。

こんな自分では、まだまだダメだと、何かにつけて自分を追い込んでいくような自分がいると、常に、自分は緊張して、必要以上に悪い状態を想定して頑張る事を求められます。
不安を自分で作っているような状態です。
これで、不安にならないはずはありません。

些細な失敗は、苦笑いで済ませられるような感覚でいた方が、不安は感じにくくなります。

こう、お話しすると、自分に向上心がなくなるようで、抵抗があると、言われる事が多いのですが、不安はモチベーションを作るきっかけにはなっても、コンスタントに効率良く仕事をしていく為には、むしろマイナスになります。

一生一人でいる事は不安だと、婚活を始めるのは良いけれど、この人と添い遂げられるだろうか、とお見合いパーティーの席で相手をガン見したら引かれる事は想像できると思います。
ちょっと楽しい時間をすごせそうだと思ったら、次の約束をすれば良いのではないでしょうか。

自分と仲良くする、とは、今の自分、等身大の自分を大事に思えるという事です。
自分への期待を高く持つ事自体が悪いのではありませんが、そんな自分でないといけないと自分を責める。現状の自分より自分を低くみて、自分を責める。そんな事をやっていると、不必要な不安で自分をスポイルしてしまいます。

小さくても、かわいい自分を、大事にしてあげていただきたいと思います。

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