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既婚 子持ち 50代 自分には何もない 虚しいと思う時

既婚 子持ち 50代 自分には何もない 虚しいと思う時

看護師・心理カウンセラーの渡辺由紀子と言います。

傍からみたら、恵まれた人生のように映るかもしれない。
自分でも、不幸だと思っているわけではない。

今さら、ときめくわけではないけれど、
堅実に働いている夫にはそれなりの情はある。

特にエリートコースに乗っているわけではないし、
取り立て親孝行してくれるわけでもないけど、
無事に独り立ちして、
パートナーも居るらしい子供たち。

先は介護の問題も出てくるかもしれないけど、
まずまず元気な親。

特別なにができるわけではないが、
パートで働いた収入は、
習い事に使ったり、
子供にごちそうできるくらいのゆとりはある。

独身の友人から、
それ以上何を望むの、と言われると、
とても一人では生きてこれなかった。
人並みの人生で良かったと思う。

それでも、本音を言えば、
虚しくてしかたがない。

仕事をしている友達が羨ましい。
増して、自宅サロンを持っている学校時代の知人の話を聞くと、
嫉妬で狂おしいような気持ちになる。

個人的な友人からも、
カウンセリングのクライアントさんからも、
そんな話はちょくちょくうかがいます。

未婚で来るよりは良かった、とか、
子供が引きこもりにならないで良かった、とか、
自分の方が恵まれている所を数えても、
何だかいじましくて、よけい辛くなる。

そんな方と、これからの人生を考えてみたいと思います。

まずは人生の棚卸 自分の価値基準を見出す

自分の来し方を振り返ってみる。
特に節目と思える所で、
なぜ、それを選択したのか考える。

何となくは、やっている事が多いのですが、
これを意識的にやっていくのはお勧めです。

カウンセラーなら効率的に整理したりまとめたり、
効果的な質問もしてくれると思いますが、
一人でもある程度できます。

一人でやる時は、
紙に書いてみるのが良いと思います。

コミュニケーション系のセミナーの
勉強仲間などは、
セッションの練習がてらにやると良いと思います。

私は学び始めの3年位かけて、
そんな事をやってきました。

一二回のカウンセリングの真似事のような対話でも
気づける事はあります。
それから、深めればまた違った面が見えてきます。

就職、結婚、転職などが、
わかりやすい場面が扱いやすいと思います。

失恋や死別などもできなくはないのですが、
難しいです。

なぜそれを選んだか?

やりたい仕事だったから、とか、
条件が良かったから、
この会社を選んだ、というだけでは浅すぎます。

自分のやりたさはどんな所にあるのか?
みたいな話をしていくと、
自分にとって何が大切なのかが見えてきます。

別に、就職の面接ではないので、
立派な事を言わなければならないわけではないのです。

安定している、福利厚生が良いとかも立派な理由です。

自分にとって、安定した環境が大切なのだと、
確認できるかもしれません。

結婚に反対されてあきらめた、
あきらめた自分を後悔して親を恨んでいても、
話しているうちに、
親の意向が大切だった自分に気づいたりします。

そこで、育てられ方への鬱積した不満が出てくるか
親が大切だという気持ちで納得できるかは、
人それぞれです。

人生の出来事を網羅するより、
どちらかといえば、
印象的なエピソードをいくつか深める方が効果的です。

自分の価値基準と現状を対比する

ちょっと堅苦しい言葉になりましたが、
要は、自分が大切にしたいと思う事を大切に
今を生きているかを見直す、といった意味です。

SNSなどでは、
天命に従って生きる、みたいな言い方は
ある意味、流行です。

可能性にチャレンジしていく人生は魅力的です。
それでも、安定が大切とか、
平穏な毎日が良い、といった人も居て良いのだと思います。

大切なのは、
自分の価値基準で、
自分にOKをだせるように生きているか、です。

なんの変哲もない、
つまらない日常と思っていても、
自分が深い所で一番望んでいるのが、
平穏である事なら、それで良いではありませんか?

逆に、人がうらやむような環境にあっても、
何か探求したい気持ちがあって、
すべてをなげうつ事もあっても良いと思います。
ただ、この場合は、それについてくる非難も
引き受けざる負えなくなります。

50代は最後の選択の時

人生80年と言われたのは、もう昔の話で、
人生100年時代。

とはいっても、
実際に、自分が何かを選択して変化を起こせるのは、
60歳くらい、長くみても60代までではないでしょうか?

だからこそ、50代の女性にはあせりがあります。

熟年離婚も、
退職金で起業も、
本当に自分の価値基準にそった事であれば、
やって良いと思います。

もちろん、それにまつわるリスクも引き受けた上でです。

私は生活の基盤を築いた上で、
やりたい事をやりたい、といった気持ちが強く、
カウンセリングを仕事にしたのは、
60歳を目前にしてからでした。

若い時から、心理職をやっていれば、
カウンセリングそのものの経験はもっと積めたと思います。

それでも、そこに踏み切らなかったのは、
経済的な安定を土台に置き、
親にも認められらい自分がいたから。

それは自分の選択です。

遠回りしてしまったような気持ちが
ないわけではありません。

それでも、人の生き死に向き合いながら、
積み重ねてきた事に、
心理療法のスキルが加わって、
今の私のセッションがあります。

50代で、これからの人生に葛藤がある方。

現状に納得するか、
新しいステージに踏み出すか、
そもそも自分はどちらを望んでいるか?

そんな事を丁寧に考えていきたい方に、
同行させていただければと思います。

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