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気を使っているのに 不機嫌な対応に腹がたつ

気を使っているのに 不機嫌な対応に腹がたつ

看護師・心理カウンセラーの渡辺由紀子と言います。

自分が相手の気持ちをおもんぱかって物を言ったり、
行動したりしているのに、
相手はそれを知ってか知らずか、
不機嫌さをむき出しにするような対応をしてくる。

私の対応が下手なのだろうか?
私の事がそんなに嫌いなのだろうか?

そんなご相談はよく受けます。

相手は、仕事関係、
上司や同僚。
時には、
恋人や配偶者。
子供との関係でもあります。

顧客などとの関係にもないとは言えませんが、
どちらかと言えば、身近な方が多いように思います。

そんな時は、大概、同じ事が起こっています。

今日はそんな事を解き明かしてみたいと思います。

気を使っている時に起きている事

気を使っている時、
特に自分が気を使っている事が意識に上がってくるような時は、
大概、相手と取引するような気持ちがあります。

私はこんなに配慮しているのだから、
あなたは、私の思いに応えて欲しい。

これが、応えて欲しい、であり、
相手の方に応える余裕があれば、
事は問題なく回っていくのでしょうが、
そんな時は概ね、
私が気を使っているのに、
なんで私に気も使えんのかい(怒)
みたいな状況になっています。

根底は同じなのですが、
こんなに気を使っても、
人を不機嫌にさせてしまうなんて、
私は本当にダメな奴
みたいな状況もあります。

どちらにしても、
場に怒りのエナジーが蔓延している事を
理解していただけるでしょうか?

怒りのエネルギーは隠しきれない

自分は相手に声を荒げた事もないし、
皮肉を言った事さえない。
むしろ、配慮して配慮して、
わかりやすい優しい言い回しを心がけているのに、
と思われた方も多いと思います。

それでも、残念な事に、
奥にある怒りや苛立ちを覆い隠すのは難しいのです。

天秤で怒りイメージすると、
理性が辛うじてバランスを取っている状態ですから、
相手が返した言動、
時には、かすかな表情で、
感情は怒りの方に一気にシフトしてしまいます。

こんな時、激怒して声を荒げないまでも、
露骨に不機嫌な顔をしているのは自分の方なのです。

自分の怒りや不機嫌を許してやる

こんな時は、
不機嫌になっている自分を許してやる事が大切です。

自分なりに精一杯気を使ったのに、
あんな態度を取られたら、
腹もたつよな、と自分に言ってやる感じ。

そんな事をしたら、相手とよけい気まずくなる、
と心配される方が多いのですが、
そんな事はまずありません。

認めてもらった自分の怒りや苛立ちは、
ちょっと気がすんで収まってきます。

大概は、相手にも腹がたっているし、
相手を不機嫌にしてしまった自分にも腹がたって、
自分を叱りつけているような状況になっています。

このループに入るとなかなか抜けられません。

まず自分の味方になって、
自分の怒りをなだめてやる。

冷静になってから、どう対応するかを考える

自分が気を使っているのに、
相手が不機嫌になる。

こんなご相談をされる方は、
大概、早急な方策を探しています。

どんな言葉を使ったら良いのだろうか、
自分の心構えが間違っているなら、
どう変えていけば良いのだろうか?

しかし、怒り、苛立ちで頭が一杯の状態では、
大した方策はみつかりません。

言い回しを少しかえた所で、
奥にあるイライラが伝わるのは同じなのです。

まず、怒りイライラを認めてなだめる。

それで、頭にスペースができてから、
どうやっていくかを考えるのです。

良い言い回しで、気持ちよく動いてもらうスベが見つかるかもしれません。

それでも、案外、
放っておく。
自分のペースでやってもらう。
一人で不機嫌でいてもらう。

そんな事も立派な対処法だと、
納得できるかもしれません。

そもそも、大した理由もないのに、
不機嫌になるのは、
子供じみたみっともない事。

その責任を自分のことのように感じる必要はないのです。

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